2020年10月1日、東京証券取引所が突如全取引停止という異例の事態が起きてしまいました。システムトラブルが原因とのことですが、富士通のアローヘッドというシステムにトラブルが生じてしまったことが原因のようです。2019年11月5日に刷新されたばかりでした。
主な原因がバックアップ機能が正常に稼働しなかったことです。基本的な情報などを格納するディスク内のメモリーが故障したとのことですが、その時にもう一つのディスクへの切り替えがうまくいかなかったと報じられています。
過去に2度システムトラブルがあり、2005年11月1日のシステム障害では3時間取引停止だったようです。ソフトに欠陥があったようですね。もう一つは1997年8月1日のシステムダウン。システムダウンとしては3度目になります。
ここで面白い事実に気が付きましたが、システムトラブル発生日が全て月初めの1日になっています。月の切り替わりにメモリー消費量が格段に増えてしまうことも要因の一つなのかな?と陰ながら感じております。
歴史的に大きな出来事なので、忘備録メモとして残しておこうと思い記事にしました。
模擬的にメモリーの機能を喪失させるテストは実施していて、そのときは2号機なるものに切り替わりを確認していたようです。今回、実際にメモリーが故障したことによる切り替わりがなされなかったことは、喪失させた場合では恐らく少なからずともメモリーが機能してしまっていたのではないかと感じ取れます。
他記事でも報道されていますが、やはり物理的に破損させた場合の実験も行っておくべきでしたね。こんなことになるとは想定していなかったのでしょう。エンジニアの方のツイートを見ても分かりますが、熟練の方でも最後は不具合が起きないことを、ただ祈ることしか出来ないと呟かれている人もいました。
いずれにしても各国から日本への印象は非常に悪くなったことでしょう。こういう不測の事態にも備えておくように常日頃から心掛けなければいけませんね。
余談ですが、当日の株価には当然アクセスできず、翌日再開したものの前日比が出ていなく、皆さん大変やりづらかったようです。
こんなことはもう起きないで欲しいですが、当方としては大変貴重な経験が出来たかなと思っています。
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