【FX】資源国通貨の為替との関連性【外国為替証拠金取引】#22

豪ドル円やニュージーランドドル円の取引って皆さんしたことがありますか?値動きも激しく、時によく一方通行になりやすい通貨です。素人が手を出すにはとても危険な通貨だと認識しており、私自身も取引をなるべく自重したりします…。豪ドルやニュージーランドドルは資源国通貨であります。と同時に資源国通貨はまさに投機的通貨だともおもっています(というか、スイングトレード以外のFXでは、投機といっても過言ではないかも知れませんが…)。

なぜ投機的通貨かというと、マネーゲームを彷彿とさせるからです。最近の話題となった資源の原油にも直接的に関係があります。WTI原油の価格変動を見て頂ければ分かると思いますが、マイナス40.32ドルという初のマイナス価格を叩き出してしまいました

一方では石油需要の大幅な低下により石油貯蔵施設の機能がマヒしたことによる説と、間違えて更なる売り注文を入れてしまったという話もちらほら…。買い手がいない状態での更なる売りでマイナス単位になってしまったということですね。

そんな豪ドルやニュージーランドドルの特性や、他の要因との関連性もひも解いてみたいとおもいます。※記事の作成途中のものを再開したので、少し執筆が遅れているものになります。

資源国通貨の為替との関連性

資源の価格が直接為替に影響をもたらす

オーストラリアの資源セクターは、商品輸出の70%以上を占めていると言われています。代表的なもので6種類あり、鉄鉱石、石炭、天然ガス、金、アルミニウム、石油となっております。ニュージーランドの資源も似たようなもので、石油、ガス、鉱物、石炭等になります。資源の輸出量もあり、一人あたりの国内総生産成長率(GDP:gross domestic product)に大きく貢献しています。

最近話題になった原油取引価格ですが、ずっと下がり続けてマイナス圏内にまでなりました。豪ドル円は資源の原油価格が下がり続けているときに、連動したかのように一時60円台を付けました。資源国通貨に影響を与えるのは間違いなく、資源の価格により為替レートも連動してしまうと言っても過言ではありません。トレードする際には、常にこういう点にも気を付けながら取引していかなければいけないでしょう。

GDPは右肩上がりに成長している

まず以下のデータをご覧ください。ソースは世界銀行のデータからになります。国内総生産(GDP)は、オーストラリアの2018年度は右肩上がりの1.434兆USDとなっております。ニュージーランドの2018年度はここまで及びませんが、同じく右肩上がりの2,049億USDとなっております。資源が豊富な国では、成長率は基本上がり続けるものだと認識しております。

画像1
画像2
画像3

画像3のGDP成長率(前年比)で見ると分かりにくいですが、画像2の1人あたりGDPで見ると一目瞭然かとおもいます。しかし実際にクロス円で見た場合、画像3の前年比率が優先されているかのような値動きになっています。これは一体どうしてなのか…?

生産量が増えているのだから、資源国通貨が高くなるという訳でもないようです。ちょっと不思議な感じもしますが、もうちょっと着眼してみてみると分かってきました。

GDP成長率(前年比)に着眼しなければいけない

画像3 AUDJPY月足
画像4 NZDJPY月足

クロス円レートで比較してみた場合、レートがどう決まっているかの判断基準として面白い発見がありました。生産量が右肩上がりだから資源国通貨が強くなるイメージですが、実際にはそういう訳でも無いようです。GDPの生産量だけで見るのではなく、その生産量に対して前年比との比率の上下により値動きが似ていく傾向が見て分かります。非常に面白いですね。

特にリーマンショック発生の2018年から2009年では、GDP成長率が+7%から-3%まで一気に下がったときが、クロス円でレートが一番下がっています。豪ドル円では約45円ほど、ニュージーランドドル円では約36円ほど一気に円高に振れています。リーンショックの影響が約半年ほど続きました。不景気になると需要側は控える傾向にあるので、供給側の通貨価値が一気に冷え込んだ影響なのでしょう。

GDPと通貨価値のバランス

為替を前提としているので、円だけで判断できないので難しいですが、他の通貨自体も価値が上がっているのか均衡していたりします。豪ドルやNZドルの価値が高くなっている以上に、他国通貨や円の価値が高くなっているのかも知れません。なので結果的に横這い、もしくは若干の右肩下がりにレートが変動しているのでしょうね。

いずれにしてもリスクオン通貨を取り扱う際は、特にこの点を注意しながら取引することを気を付けましょう。リーマンショックのような出来事が再度起きるとき、資源国通貨はたちまち輝きを失ってしまうことでしょう。リバランス(複数の資産や証券に分散投資するポートフォリオ運用において資産の再配分を行うこと)を常に考える必要があるのかも知れませんね。

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  1. 2020年 7月 05日

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