【FX】なぜ窓が開く?窓開け後の窓埋めとの関係性【外国為替証拠金取引】#17

今週の窓開けは37.8pipsの下値スタートとなりました。いま現在は窓開け後のレートに似たり寄ったりのレートへ戻っています。日本時間で8:45ほどの時間帯です。開始時は乱降下が激しかったですが、今現在は落ち着いてます。

窓がなぜ開くのか、皆さん疑問に思われている方も多いのでないでしょうか?自分もその一人でした。市場が休場なのになぜ?って皆さん思いますよね。今回は窓の関係性をみていきましょう。

【FX】外国為替証拠金取引で資産を取り戻す【退場からのリスタート】

なぜ窓が開く?窓開け後の窓埋めとの関係性

世界で休場でも一部の国では市場が開いているのが原因

世界の外国為替市場は基本的に土日が休み

基本的には土日以外であれば、24時間いつでも取引することができます。休場となるのは祝日絡みであったり、市場の指定する休場日くらいです。日本でいえばFX業者によって細かい部分は異なりますが、基本的に市場は月曜日の午前7時ごろから土曜日の午前7時ごろまで開いています。 土曜日の朝7時から月曜日の朝7時まで閉まっているという事になります。

中東のバーレーン市場だけが開いている

しかし一部の地域ですが、 中東のバーレーン市場だけは開いているようです。中東の為替レートの事を「未来レート」や「中東レート」と呼びます 。土日に開催されているバーレーン市場によって、窓が開くことの原因になっています。

とはいえバーレーン市場しか開いてないので、逆を言えばほとんど値動きの幅は限定されているとも言えます。窓開きも限定的と捉えていていいでしょう。

窓開き後の窓締めは人間の心理が働いてしまうのが主な原因

割高感や割安感を与えてしまう

バーレーン市場で起きたレート変動によって窓が開いてしまうのですが、人間の心理が働くことも相まってレートが窓締め前に戻っていく現象が起こります。【窓締め前のレートより下値であれば割安感、上値であれば割高感という心理が働いてしまう】ということでしょうね。心理に合わせたトレード手法ともいえるのでしょう。

中東市場での未来レートは誰にも分からない

未来レートと呼ばれているバーレーン市場での値動きを知る術はありません。それにより、元の窓締め前のレートで皆さんは次の手立てを考えられています。なので窓が開いている場合は、【市場が閉まる前がこのレートだったんだから、このレートが適正なんだろう】と考える人が多く、元の窓締め前のレートに戻ると考えている人が多いのです。これも人間心理が関係しています。

大衆心理が働くことによって、レートが押し戻され、結果的に戻りやすくなってしまいます。これは必然的な事なのかもしれません。ただし、窓が開いた分全部が戻るわけではありません。あくまで戻る確率が高いだけなので注意しましょう。そのときの情勢なども視野に入れ、考えてみましょう。

VIX指数も含めてレートにある程度は反映されてしまう

実際のところ、窓が開いたことにより割高も割安もありません。レートが全てなのですから。ですが人間の心理というものは不思議なもので、VIX指数(恐怖指数)などでもそうですが、全ての為替や株式市場において影響を少なからず与えているのも確かです。

トレードルールもそうですが、皆さんがどこに焦点を当ててトレードするかによっても変わってきます。意外と大富豪の人達も、値ごろ感や大衆心理だけで判断している人も多いのではないかと感じています。レートに影響を与える人たちですから。そういう意味ではレートの決まり方って一概には限定できません。

剥離したレートを戻そうとするトレンドやオシレーターも原因

トレードシステムにおいて、あまりにも急激に剥離したレートでは、MT4やMT5のシステムが自動的にも働いてしまうこともあるでしょう。私は裁量ですので詳しく分かりませんが、自動的に反応してしまいレートを戻そうとするのでしょうね。もちろん裁量でも同じことが言えます。

窓に限らず、短い時間において一気にレートが剥離してしまう場合、トレンドを戻そうとして反発、または逆転してしまうことが多々あります。この現象と同じで、人間心理も含めて急激な剥離は結果的に戻す可能性が高い結果になるという事が分かります。投資において確率が高い方へ投資するのは必然です。

値頃感や大衆心理やトレードシステムが関わっている

戻る傾向にあるのは、色々な条件が重なって戻っています。それは値ごろ感であったり、大衆心理であったり、トレードシステムが関係していたりと。どれも確実性があるわけではありませんが、戻す確立を上げることには繋がっています。この関係性を意識しながらトレードしていきたいですね。

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  1. 2020年 3月 02日

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